令和7年度第2回地域福祉・生活支援ネットワーク会議(第一層協議体)を開催しました
令和8年3月23日(月)、佐世保市社会福祉協議会 本館3階にて、令和7年度第2回地域福祉・生活支援ネットワーク会議(第一層協議体)を開催しました。
第一層生活支援コーディネーターの取り組みを報告しました

先日、第一層生活支援コーディネーターの取り組みについて報告と意見交換を行いました。
今回の報告では、地域サロンの継続支援、多世代連携の取り組み、そして令和8年度の予定についてお伝えしました。
地域サロン活動では、認知症サロン「サロンWaka」の支援や、脳トレ・コグニサイズDVDづくりへの協力を進めています。
また、地域サロンの担い手不足に対応するため、事業所と連携した新しい支え合いの形づくりにも取り組んでいます。
そのほか、LINEオープンチャットを活用し、認知症の本人や家族、地域住民、専門職がゆるやかにつながれる土台づくりも進めています。
多世代連携では、高校生ボランティアグループ「Sasebo Change」と認知症サロンのマッチングや、高校生向けボランティア養成講座を実施しました。
看護専門学校や運動支援隊とも連携し、幅広い世代が関わる機会をつくっています。
令和8年度は、地域の支え合い活動の普及と継続支援に加え、学校との連携による多世代交流、スマートフォンやAIを活用した住民同士のつながりづくり、高齢者分野と障がい福祉分野の連携、セルフケアの推進などに取り組んでいく予定です。
意見交換のテーマは「【事例】ご近所トラブル未満のすれ違いが続き、周囲が不安を感じる」
意見交換では、
「ご近所トラブル未満のすれ違いが続き、周囲が不安を感じる」
という事例をもとに話し合いを行いました。
事例は、集合住宅に住む80代男性についてのものです。
夜間の大きなテレビ音や、ベランダに物が増えていることなどから、近隣住民が不安を感じていました。
一方で、本人は「迷惑はかけていない」と話しており、相談や支援にもつながりにくい状況でした。
郵便物がたまることや、エアコンを使っていないことなどもあり、生活面や健康面での心配も見られました。
・大切なのは「注意すること」より「つながること」

今回の話し合いでは、苦情や注意をどう伝えるかではなく、
どうすれば本人との関係づくりのきっかけをつくれるか
という視点で多くの意見が出されました。
参加者からは、
・まずは顔の見える関係を少しずつつくること
・自治会、民生委員、包括、社協などが無理のない形で関わり続けること
・家族や友人、キーパーソンを探すこと
・耳の聞こえにくさや認知機能の変化、うつ状態なども含めて見立てること
・すぐに解決を目指すのではなく、時間をかけてつながりを保つこと
の大切さが共有されました。
また、地域の見守りや訪問活動、重層的支援体制整備事業の活用、75歳以上の独居訪問など、さまざまな支援の可能性も確認されました。
・今回のまとめ
今回の協議を通してあらためて感じたのは、
「困りごとがはっきり相談として上がってこない人ほど、地域でのゆるやかなつながりが大切」
ということです。
地域には、老人クラブ、民生委員、福祉推進協議会、包括、訪問介護、医療、行政、社協など、それぞれの立場からできる支えがあります。
大切なのは、誰か一人が抱え込むのではなく、少しずつ関わりながら、本人が困った時につながれる土台をつくっておくことだと感じました。

今回共有された支援方法や活用できるサービスを、わかりやすく1枚にまとめた広報誌を作成しました。
関係団体の皆様と共有し、今後の見守りや支援の場面で活用していただけるよう周知を進めていきます。

