つながる農園【世知原地区】
人と人とのつながりが希薄化する現代において、世代や文化の違いを超えて交流できる場の必要性が高まっています。
「つながる農園」は、農業を通じて人がつながり、教え合い、学び合える居場所づくりや地域課題の解消などを目的とした取り組みです。
市内の親子が参加し、地域の農業関係者の協力のもと、合鴨農法による米作りに挑戦しました。
春には親子で田んぼに入り田植え体験を実施し、泥の感触に歓声を上げながら、苗を一本一本丁寧に植える姿が見られ、交流と学びが生まれる貴重な時間となりました。

実りの秋、親子で稲刈り体験

夏から秋にかけては、合鴨が田んぼで大きな役割を果たしました。合鴨は雑草を食べて除草を行うだけでなく、田んぼの中を動き回ることで土をかき混ぜ、水を濁らせる作用があるので、雑草の発生が抑えられ、稲が健やかに育ちました。
秋には、黄金色に実った稲刈りの体験を行いました。鎌を使うのは初めてという親子も、地域の農業関係者のサポートを受けながら、最初は戸惑いながらも、鎌を使って上手に稲を刈っていきました。刈り取った稲を手にした子どもたちは、自分たちが関わった米が収穫できたことに大きな達成感を感じている様子でした。米作りの大変さと喜びを、親子で共有できる体験となりました。
収穫祭で味わう、学びとつながり

収穫祭では、飯ごうで炊いた新米と合鴨汁を囲み、参加者全員で食事を楽しみました。合鴨農法で育てたお米とともに、合鴨汁を味わうことで、食材となる命をいただく大切さについて学ぶ機会にもなりました。
子どもたちは、食事が自然や多くの人の支えによって成り立っていることを実感している様子でした。
参加者からは「親子で参加して、自然に触れ合うことができ、普段できない体験でした。また来年も参加したいです。」という感想も寄せられ、学びと感謝、そして人とのつながりを感じられる体験となりました。
このような取り組みをきっかけに、支え合いの輪がさらに広がるよう、生活支援コーディネーターとして支援していきます。

