佐世保市看護学校の学生さんが地域実習で世知原地区の百歳体操に参加されました

 令和6年9月、佐世保市立看護専門学校の学生さん2、3名のグループが世知原地区の介護予防体操など行われている4つの通いの場にそれぞれ参加されました。

 病院内の実習だけでなく、学生さんたちが地域交流の機会を持ち、暮らしの理解と健康支援についての学習として昨年から地域実習をはじめたそうです。

どのようなところに暮らしているのかを知るために、市街地から40分かけてくねくね山道をバスに乗って来られました。

公共交通機関を利用して移動されたことで、世知原の不便さを実感されたと思います。

最初は緊張した面持ちの看護学生さん

 学生さんたちは1つのグループで佐世保市内4つのサロンに参加されるそうです。最初は緊張した面持ちの学生さんも、あいさつを終え持ってきたおもりを付け百歳体操を始めると少しずつ緊張も和らいできました。

体操の後は学生さんたちが考えてきたクイズや、脳トレゲームなどで楽しまれました。

通いの場の皆さんも普段と違うゲームなど楽しみながら参加され、「これなら自分たちで作ってできるね」などと和気あいあい、でも勝負は真剣! とても盛り上がりました。

今回の実習を受け入れるにあたり、世知原地区内のたくさんのサロンに声掛けし、どのサロンも受け入れを快諾してくださいました。

未来ある若者が頑張ることを地域の方々は応援されているのがよく伺えました。実際に実習に入られたのは4つの団体計6回で、あるサロンは竹細工の手作りのおもちゃを学生さんや先生のために作ってこられたり、ハーモニカを持参し『ふるさと』や「は~るを愛する人は~」の『四季の歌』など演奏しおもてなしをしてくださいました。

若い世代が来られると皆さん本当に喜ばれ、どの団体もとても温かく迎え入れてくださいました。

実習の後は発表会

 実習を終了した後の看護学校での発表会では、1時間半ほどの体験の中からよくこれだけのことを汲み取れているなと感心するほどに、体操の効果や集会所までの移動のことや、通いの場の周知の問題、男性の参加者が少ないなど通いの場の課題や、地域が一体となって支援体制を構築する仕組みである地域包括ケアシステムと密接に関係していることなど、佐世保市立看護学校の学生の発表にこちらも初心に帰る思いでした。

病院での実習の時に退院間近の患者さんがいたら自宅近くの百歳体操をすすめたいとの言葉を聞いて、地域の方々やSCがどんなにすすめても百歳体操に行かない人も、医療側からの勧めなら参加される方が増えるのではないか?と思い、未来は明るいなと嬉しくなりました。

看護学生の皆さん、これからも勉強や実習をがんばって、患者さんに慕われる看護師さんになってくださいね。そして、今回受け入れてくださった通いの場団体の皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

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