はっぴぃFM「キラっ都させぼラジオ版」に出演しました※音声動画有り
平成29年12月15日(金)に、はっぴぃFMに佐世保市役所長寿社会課の橋口課長補佐と成冨生活支援コーディネーターが出演しました。
パーソナリティの橋口さんの軽快な進行のもと、生活支援体制整備事業の内容や活動を紹介させていただきました。
今回は放送内容をYoutubeに掲載可能と許可を得ましたので、載せておきます^^
ラジオの内容の要約は下記の通りとなります。
Q1.生活支援体制整備事業とは何ですか?
A1. 超高齢社会が進展していくために 財源や支え手である人材が不足していくことが予測されています。
2025年には1947年(昭和22年)~1949年(昭和24年)生まれの、世間一般で言われている、団塊の世代が75歳以上になるために爆発的に介護が必要な方も増えていきます。
それらのことを見据えて「今から自分たちでできることは自分たちで支え合う」という地域の支え合い活動を推進していく事業です。
高齢者が支え合い活動を行うことで介護予防の効果を発揮し、 健康寿命を伸ばしていくという相乗効果も見込まれます。
Q2.生活支援コーディネーターとは何ですか?
A2. 生活支援コーディネーターは、別名で地域支え合い推進員と言われています。
地域支え合い活動を推進するために、地域のニーズ調査を行ったり、既にある社会資源を見えるように地図に落としたりします。
それらのことで地域のことを把握したら、地域住民の皆様と意見交換を行って「あったらいいな」と思うようなサービスを実現するために関係機関と連携を図ったり交渉を行っています。
Q3.生活支援コーディネーターはどれくらい配置されていますか?
A3.生活支援コーディネーターは佐世保市全域の支え合い活動を推進する「第1層」と、自治協議会圏域ごとに配置される「第2層」のスタッフが配置されています。
平成29年7月から始まった事業で、佐世保市全域の第1層は私、成冨が担当させていただいています。
自治協議会圏域ごとに置かれる第2層は現在、中里皆瀬・中部・西地区に配置されており、今後、全地区への配置を目指して体制を整える予定です。
Q4.実際に支え合い活動を行っている所はありますか?
A4.実際に支え合い活動を行っている所はあります。 特に佐世保市では平成28年から100歳体操という介護予防に特化した DVD を見ながら錘を活用した運動を行う拠点が既に100カ所以上も取り組まれています。
そちら参加者の方々が、 体操の帰りにちょっとした手伝いをしたり、食事会を開催するなども支え合い活動の重要なきっかけになっています。
何も特別なことをするわけではなく「ちょっとしたこと」を無理のない範囲で支え合うことがポイントとなります。
Q5. 支え合い活動を始めるきっかけは何ですか?
A5.昔から顔馴染みの住民がいる地域はもともと支え合うという関係性ができているので自然と始まっている場合が多いです。
ですが地元の方ではなくよそから引っ越してきた方などは、 地域の方々と支え合う関係性までは築けていない場合が多いです。 そのために地域の方々と関係性を作るために話し合う場を持つという「きっかけ」を作ると支え合い活動が始まりやすいと感じています。
Q6. 地域で話し合うきっかけとはどのようなものですか?
A6.町内会などの話し合いの場もありますが、支え合い活動を推進するために参加者の皆さんが自由に意見を出し合う場を「地域支え合い活動推進会議」として、私たち地域支え合い活動推進員が司会をしながら皆さんの話し合いの場の協力を行っています。
Q7.住民だけでは支え合う地域づくりは難しいという声もあると思いますが、どのように考えますか?
A7.地域住民で支え合い活動を行うという方は町内会の役員や民生委員活動を行っている方が現状では多いと思います。しかもそのような方々は役職を兼務で行われており非常にお忙しくされて、余裕がないという方が多いです。
この支え合い活動を推進するということは、地域住民の方だけに対してお話をしてるわけではなく、ボランティア団体や NPO 法人、 社会福祉法人や民間企業の方々と協力をして頂きながら重層的に支え合う地域社会づくりを目指しています。
Q8.地域住民だけでなく、ボランティアや法人などと連携した地域づくりの実例はありますか?
A8. 社会福祉法人が建物内の空きスペースを提供していただき、ボランティアの方が外出困難な方の送迎を行って、近くに住む高齢者が集まって介護予防体操や食事を一緒にとったり、買い物に出かけたりする取り組みを行われているところもあります。
今後はボランティアの方が、ショッピングセンターや商店街へ送迎を行って、体操をして、昼食をとり、買い物も行いたいという提案があっていますので、実現できれば、地域住民にも企業にも双方にメリットが出る取り組みになるかと思っています。
Q9.行政の支援などはありますか?
A9.私たち生活支援コーディネーターへ他市町村の先進的取り組みの紹介や 関係機関との連携調整を行って頂き、私たちが地域の皆様へ支援を行わせて頂いています。
また今年度からは住民主体の支え合い活動については補助金制度も創設されています。 私たち生活支援コーディネーターは補助金申請の支援も行っているので興味がある方はお気軽にお問い合せ頂きたいと思います。
Q10.地域の支え手が孤立したり悩んだ時にはどのような支援がありますか?
A10.地域の支え手が孤立したり悩んだ時は、個別に相談に乗ります。 ですが支えての悩みは多くが 担い手の不足と自分たちの活動に自信が持てないと言う場合が多いです。
それらの悩みを解消すべく、来年2月か3月に「 生活支援サポーター養成講座」 を開催する予定です。
講座を受講すれば最低限の知識を得ることが出来ますし、 仲間もできます。
講座受講後には受講生が定期的に交流できるような機会も持つ予定にしているので興味がある方は是非生活支援サポーター養成講座を受講していただけたらと思います。
詳細は1月中には発表できると思いますので佐世保市役所長寿社会課もしくは生活支援コーディネーターに連絡をいただければと思います。
Q11.宣伝があると聞きましたが、お伝えください。
A11.実は来年の1月26日、金曜日の13時30分から15時30分までアルカス SASEBO の中ホールで佐世保市主催の市民フォーラムを開催します。
今回のフォーラムでは、寸劇あり、実際に地域住民と行政、介護保険サービス事業所、民間企業が連携して支え合いの仕組みを構築した山口県防府市の取り組み発表があります。
最後には佐世保市内で支え合い活動を実践されている方々の取り組みを発表しますので、具体的で実践的な地域づくりのヒントを持ち帰ることができると思います。
入場料は無料となっており事前申し込みなどは必要がありません。ぜひ興味がある方はお越しいただきたいと思います。
ご視聴いただいた方、誠にありがとうございました。
生活支援コーディネーターへのお問い合わせは → こちら