令和3年度第2回世知原地区地域支え合い推進会議を開催しました
令和3年12月16日(木)19時30分より世知原地区コミュニティセンターにおいて『第2回世知原地区地域支え合い推進会議』を開催しました。
世知原地区福祉推進協議会委員をはじめ民生委員児童委員協議会、吉井地域包括支援センター、市役所長寿社会課より29名もの方々に参加いただきました。
初めに世知原地区の人口が3,000人を切ったこと、高齢化率は毎年上がり続けていて、佐世保市の本土では1番高い46.6%であることなどをお話しました。
前回の振り返りと今後の課題について
前回7月の会議時に事例発表していただいた小佐々のボランティア団体「すまいる会」による買い物支援の立ち上げまでの経緯や活動について振り返りました。
それから今夏、民生委員さんに行った地区内の高齢者の状況のアンケートで、各地区の独居数や高齢者世帯数、買い物に支援が必要と思われる人数を調査したものなど提示し、買い物支援の必要性をお話しました。
ボランティア団体などで行う買い物支援活動は、現在ある公共交通サービスでは支援が行き届かない部分の支援活動になりますが、世知原は路線バス、タクシー、乗り合いタクシーにおいても便数が少ないなどありますが、運行はされており、小佐々のような買い物支援を、今は始める状況ではないことなど説明しました。
その他にはどういった支援があるのか知るために、中里皆瀬地区で月に1回行われている社会福祉法人による運転手付きの車の提供で買い物に行く取り組みの動画を視聴し、買い物支援としてだけでなく楽しいイベントとしての取り組みを紹介しました。
世知原地区の支え合いについて
【民生委員児童委員協議会 小林会長】
【老人クラブ連合会 楠田会長】
【自治協議会 毛利会長】
民生委員児童委員協議会の小林会長より民生委員さんの活動内容の説明や、世知原の女性の民生委員さんは全員生活支援サポーターの養成講座を受講し活動されている事、ささえ愛たい世知原の活動は今後高齢化がすすむ中で民生委員だけではできないところにも手が届きとても大事な活動だということを話されました。
次に老人クラブ連合会の楠田会長より、地区全体での老人クラブでの活動の説明をいただきました。また楠田会長の地区でもある栗四さくら会では毎月1回茶話会を開催していて男女たくさんの方々が集まること、毎月「栗四さくら会だより」を発行していること茶話会の折にレクリエーションだけではなく年に数回包括支援センターなどからの講話をきいているということなど話されました。
世知原自治協議会の毛利会長からは、自治協についてお話しいただきました。毛利会長は数年前にワンコインでできるお助け隊のようなものを作ってはどうかと思ったことがあったので、ささえ愛たい世知原はこれから必要な取組みになってくると思う。また、自治協でも青年団などで支え合える取り組みを始められればと思っていると話されました。
畑原からは、ささえ愛たい世知原の立ち上げの経緯と活動内容について説明しました。
世知原版生活支援サポーターのチラシを作ろうと昨年から定例会の折に議題にあげていたものが、今年度に入りチラシ検討会を立ち上げ、話し合い、チラシ全戸配布を機にボランティア団体として活動を始めることになったこと。10月末にチラシを全戸配布してからの依頼内容など説明しました。
支え合いの取り組みは、高齢化が進む中、国が進めている事業であるので、このような住民主体の支え合い活動は全国的にも広がっていることを話しました。
会が終了して、グループホーム施設長より、ドライバー付きで車の提供ができること、仲のいい法人さんにも声をかけてみることの申し出がありましたので、世知原でもイベント型の買い物支援が始められそうです。今後も地域の皆さんに寄り添ってコーディネーターとして支援していきたいと思っています。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。