大塔小学校4年生3クラスにふくし教育の授業をしてきました。
令和5年6月30日に大塔小学校4年生3クラス(91名)に対し、ふくし教育授業と題して
高齢者の特徴や認知症と物忘れの違いについて授業を日宇包括の井福さんと一緒に開催しました。
子供たちは、真剣に授業を聞いており質問に対しては熱心に手を挙げ答えていました。
わかるかな?知ってるかな?
授業の冒頭では、人の成長と老化についてまず話をしました。
子供たちは、高齢者の定義である65歳以上という知識をすでに持っており、中には、後期高齢者という言葉も知識として持っている事に驚きました。
人の骨は子供の時は300本で大人になると206本になるという話の中でも、成長とともに骨がくっついてひとつになるものがある事を知っている子供たちがいて、非常にネット社会やメディアの発達が知識の向上に繋がっているいい面も知る事となりました。
20歳から老化が始まると話すと非常に皆びっくりしている様子でした。
皆さんは高齢者にどう接する?
授業の後半では、日宇包括の井福さん(看護師)の講義で、認知症の方にどう接していくといいのかという内容の授業をして頂きました。
最近では、防犯の観点から、知らない人には声をかけないようにとの教育もありますが、困っている高齢者や認知症の人に対してどういう対応していくといいのかとの内容では、子供たちは真剣に耳を傾けていました。
子供たちは、本当に素直な感想や疑問を授業中も投げかけてくれて、非常に充実した時間でした。
無事、笑顔で授業終了。
普段は、専門職や地域の方などに講義をしていますが今回、初めて小学生に授業を行いました。
非常に勝手がわからず戸惑う場面もありましたが、相手にどう説明をしてわかってもらえるかしっかりと言葉を選ぶ事から始まり、わかりやすいスライド作成などいい経験となりました。
また、自分の息子の担任をしていた先生が、今回の大塔小学校4年生の担任をされており、授業後に成長した子供の写真を見せると微笑まれていたのが印象的でした。
今後も、このような機会があれば積極的に参加していこうと思っています。